水道メーターのパイロットとは?漏水の確認方法をわかりやすく解説

これまでのコラムでは「混合栓のレバーの仕組み」や「寒冷地での凍結対策」についてお話ししてきました。第3回のテーマは、多くのご家庭で意外と気づかれていない「漏水(ろうすい)」についてです。
配管の老朽化や、冬場の凍結による破損などがきっかけで、床下や地中で知らないうちに水が漏れ続けているケースは少なくありません。今回は、水道メーターの「パイロット」を使った気づき方から、気づいたあとの流れまで、実際の手順に沿ってご紹介します。
① まずは水道メーターの「パイロット」で確認してみましょう
漏水に気づくきっかけとして多いのは、水道料金が急に高くなること。ですが、軽井沢町では(他の自治体でも同様のところがあります)検針員さんが漏水の可能性を教えてくれることがあります。
その見極めに使われているのが、水道メーターの中にある「パイロット(パイロット計)」と呼ばれる小さな羽根のようなパーツです。これは水が流れているときにくるくると回転する仕組みになっていて、次のように確認できます。
- 家中の蛇口をすべて閉め、洗濯機や食洗機なども止める
- その状態で水道メーターを見てみる
- パイロットが止まっていれば正常、回転し続けていればどこかで水が流れている(=漏水の可能性)
水を一切使っていないはずなのにパイロットが回っている場合は、目に見えないところで漏水が起きているサインです。
② 気づいたら、水道工事店へご相談を
漏水のサインに気づいたら、まずは水道工事店にご連絡ください。長くお付き合いのあるお宅であれば、担当の工事店に相談するのがスムーズです。新築で工事店とのお付き合いがまだ浅い場合は、施工していただいた工務店さんに相談していただくのもよい方法です。
私たち興黒工業も、地域の皆さまから長くご相談をいただく水道工事店の一つとして、こうしたご連絡をお待ちしております。
③ 現地調査から工事までの流れ
ご連絡をいただいた後の流れは、おおよそ次のようになります。
状況のヒアリングと調査日程の調整
いつ頃から気になっているか、検針員さんから何か言われたかなど、いきさつを伺いながら現地調査の日程を決めます。時期によってはすぐに伺えないこともあり、その際はご容赦いただけますと幸いです。
現地調査(聴音調査)
当日はまず「聴音(ちょうおん)」という方法で漏水箇所を探ります。専用の機器で地中や配管を伝わる水の音を聞き分け、漏れている場所を絞り込んでいく調査です。
トレーサーガス探査(聴音で特定できない場合)
聴音だけでは特定が難しいケースでは、配管内に無害なガスを流し、地表に漏れ出てくる場所を専用の探知機で見つける「トレーサーガス探査」を行うこともあります。
漏水箇所の特定と見積り提出
場所が特定できたら、修繕方法を検討し、お見積りをご提出します。
工事
見積りにご了承いただいたうえで、工事に取り掛からせていただきます。
見積りと実際の工事費について、あらかじめお伝えしたいこと
現地調査の段階では、地中など目に見えない部分の状況をある程度想定しながらお見積りを作成しています。そのため、実際に掘り起こしてみると、見積り時には想定していなかった配管の状態が見つかり、工事費が見積りより増えてしまうことがあります。
特に、以前に他の業者様が施工された配管については、私たちも掘ってみるまで詳しい状態が分からないことがあります。そうした事情から差額が生じる場合もございますので、あらかじめご理解いただけますと幸いです。
また、工事中は一時的に水道が使えなくなります。ご不便をおかけしますが、あわせてご了承のほどよろしくお願いいたします。
まとめ
見えないところで進んでいく漏水は、放っておくと水道料金だけでなく、建物へのダメージにもつながりかねません。「あれ、メーターが動いている?」と感じたら、早めにお近くの水道工事店へご相談ください。



